育児しながらスキルアップなんてできない!と思っていたけれど #childadvent

この記事は子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 Advent Calendar 2015の10日目として書きました。

8日目(9日目の昨日は残念ながらエントリーがなかったようです)のとももさんの記事はこちら→
Webサービスで起業して子育てしながら会社やってる私のこれまでの日々

登録した時は今年転職したときのことを書こうと思っていたのですが、気が変わったので子育て中のスキルアップについて書きました。
(転職で何が大変だったかについてはこちらにも書きました→転職エージェントに登録してみた

今の私についてすこしだけ

2回の産休・育休を挟んで5年半ほどインハウスのwebデザイナーとして働いた後、制作会社に転職しました。
デザインからマークアップからwordpressの組込みまで割と何でもやります。時短勤務で自宅作業も多いので社内のスキマ産業的な立ち位置ですww
2歳女児・4歳男児は0歳から保育園育ち。夫は同い年の非IT系。夫も私も実家は高速で3時間以上の距離です。

子育て中のスキルアップは難しいのか

ぶっちゃけて言えば、どんな職業でもスキルは日々磨いていかないと陳腐化するものだとは思うのですが、ことITに関して言えば、スキルが陳腐化するサイクルはとんでもなく早いと思います。
私は第1子は産後4ヶ月、第2子は6ヶ月で復帰しましたが、たった半年あまりの間でもやはり変わるなーーーと思いました。

閑散期などを狙って業務時間内でもスキルアップにつながりそうなことはやっていますが(新しい技術やツールを試すとか)仕事以外に自由に使える時間がないので限界があります。
インプットはともかく、アウトプットの時間は子どもがいなかった時の9割減くらいじゃないでしょうか。

とにかく、

  • 時間がない(最低限の家事と子どもの世話だけでもそこそこ時間取られる)
  • 体力がない
    • 授乳中はとんでもなく体が疲れる。
    • 寝付きが悪い・睡眠が浅い・夜泣きをする子どもの場合、こちらも睡眠が削られる。
    • 誰かが何かの菌をもらってくると家族内で菌がループする。
    • 子どもの体力は侮りがたし。全力で振り回されます。
  • 気力がない(時間・体力がないので気力が奪われる)

とないないづくしなので、子どもがいない時と比べたらスキルアップの機会を作る難易度は上がります。

「使えない人」にならないために少しでもできること

そうはいってもこのまま「使えない人」になっていくのも悲しいので、私(と、夫が)がしていることを紹介します。

(1) 新しい技術・ツールなどは、怖がらずにとりあえず触ってみる

時間ないのにそんなのする暇ない!と思うことももちろんありますが、新しいモノにはそれが誕生する理由が必ずあります。効率化とかいろいろ。
大変なのは最初だけ、と観念してやってみるとそれほど大変じゃなくて、むしろすっげー便利!と開眼することもしばしば。

これについては時間がないことよりも、むしろ加齢との戦いなのではと最近思っています(笑)

(2) お金で時間的・精神的余裕を買うことを恐れ過ぎない

人生は長いので(笑)中長期的には回収できるコストもあります。
ツールとかガジェットの類もそうだし、家事なんかもそう。加工食品とか時短家電とか。
余裕ができれば、子どもとの時間も笑顔で過ごせる。
それってすごく大きなメリットです!

(3) 家事・育児を自分の仕事だと思いすぎない

特に女性の場合、何となく自分がやるべきでは…とか自分がやったほうが早い…とかで家事・育児負担がパートナーよりも大きくなっている人は多い気がします。
私は家事・育児に関してなるべく「これは私がやらなければ」という考えを手放すようにしています。
内容によって向き・不向きというのもあるし、仕事の都合との兼ね合いの付けやすさも違うから、分担はその時々で相談しながら決めた方が合理的だと思う。

(4) 勝手に負担感を抱え込みすぎない

「パートナーの方が稼いでるし、仕事仕事ってなってもしょうがない…」
調子が悪い時はついそんな思考に私も陥るんですが、そんなことはないと思います!
仕事の負担感って給料に必ずしも比例してるわけじゃない。長時間労働だから偉いわけでもない。
仕事と家事・育児の負担割合はそんなことで決めなくていいはず。

私の夫は職業柄、非公式の飲み会が多いです。
一方私も昔はひとりでもよく飲みに行ってたけど、今は仕事で飲むことも稀だし、飲む機会って本当に少ない。
夫も半分仕事だってわかってるけど、うらやましい!といって別に子どもを置いてまで飲みに行く理由もない…
そんな感じでずっとモヤモヤして、八つ当たりもいっぱいしてました(笑)

が、これについては途中で考え方を変えました!ずっとモヤモヤして負担感を感じているのがもったいないなと。
別に飲みに行かなくてもいい。でも、夫が飲みに行った分の時間、自分も自由に使える時間を設定するようにしました。
好きなだけ残業してもいいし、勉強会に参加したり、友達と飲みに行ったり、喫茶店でゆっくり本読んだりしてもいい。

実際に時間的にイーブンになっているかはよくわかりません。(だってそんなの計るの難しいし)
そんな時間、実際には全然取れないこともいっぱいあります。
でも少なくとも「私ばっかり負担してる!」って思うことが減って、精神衛生上よいです。(お互いに)

(3)(4)については、こちらの記事に私も完全同意。
女性だけじゃなくて男性にもぜひ読んでいただきたい!

揉めたらチャンス!育児や家事を“誰が担うべき問題”と向き合おう

結局、子どもがいるかどうかってあんまり関係ないよね

最後の最後でちゃぶ台ひっくり返すようですが、周りを見ていて思うのはスキルアップできているか・いないか、仕事ができるか・できないかって育児中かどうかあんまり関係ないんじゃないかと。

どんなに忙しくても成果を出している人は出している。成長している人はしている。
同じように子どもを育てながら活躍していらっしゃるママさんデザイナー・エンジニアさんを見るにつけ(この呼び方もどうかと思うが、他に適当な呼び方を思いつかない)そんなことを思います。

 

……はい、ごめんなさいごめんなさい!盛大なブーメラン投げてしまった……

明日は id:tknzk さんです。
よろしくどうぞー!

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